2015年4月20日月曜日

取得単位の引継ぎ、退学入学手続きについて2(仮面浪人)



『取得単位の引継ぎ、退学入学手続きについて(仮面浪人)』の続編です。



(仮面浪人に一切関係ない人は見ないでください。)



今回は奨学金、既修得単位認定について話します。



奨学金について。仮面大学で奨学金をもらっている場合、退学(卒業)した年から返却しなければなりません。つまり、仮面を経て他大学に進学した場合、退学したその年から返還しなければなりません。しかし、進学先できちんと手続き(在学証明書の作成)を行えば返還猶予が延長されます。

なかなか忘れがちなことですが、大変重要なことなので、進学退学の際には仮面大学、進学大学ともに問い合わせしましょう。





取得単位の引継ぎについて。詳しくは前回の記事に載せています。



今回は主に実施された取得単位の引継ぎ試験についてです。



一応,既修得単位の認定の流れ。(僕の場合)

1電話での事前受け付け(3月中)

2「履歴書」「(仮面大学の)成績証明書」の発送(4月1日まで)

3既修得単位の認定に関する日程の知らせ(入学式にて配布)

4既修得単位の認定の説明会

5認定試験

6認定結果通知(引き継ぐ単位の選択)



前回の段階では履歴書成績証明書の発送でしたので、その続きを書きます。



僕の大学では既修得単位に関する日程を入学式の日にいただきました。その後説明会がありまして、そこで認定試験の概要を教えてもらいました。



認定試験には、4月1日時点で電話受け付けをしていない者は受験資格がありませんでした。



認定試験では担当の先生への授業の説明を行います。その内容、個人成績は基本的には関係ありません。あくまでこの試験は既修得の授業が進学大学でのどの授業に合致するかを審査するための試験でした。



引継ぎ(単位認定)の基本的な条件があります。僕は仮面大学から進学大学において文科転向していますので、特有の条件も書きます。



『基本的に引き継げるのは全学教育科目(一般教養)』

→ほとんどの大学が1、2年次に行う全学教育科目(一般教養)しか基本的には引継ぎできません。つまり以前の大学で3、4年次に専門科目をどれだけ頑張っていても引き継げないのです。新しい大学に入学するのですから、専門科目が引き継げないのは当たり前かもしれませんが。



『専門科目は引き継げない』

→上記の通りです。ただし、同じ学部学科からの入学でしたら引き継げる科目が多くなります。入門などの一部の専門科目は引き継げるようです。ぼくは知らずに工学部入門を昨年結構頑張ってましたが、引継ぎできなかったので悲しかったです。



『理系の理系科目の引継ぎを文系学部に引き継ぐことはできるが、文系の理系科目を理系学部に引き継ぐことは基本的にできない』

→理由はわかると思いますが、文系が取り組む理系科目は浅すぎるのです。それは全学共通科目(一般教養)の理系科目もおなじです。ぼくの場合全学教育科目の「数学」を引き継げましたが、もしも理系学部に進学していたら引き継ぎはできていませんでした。



『引き継げる上限がある』 →大学によっては異なるとは思いますが、上限があります。上限を設定しないと進学大学でやることがなくなっちゃいますから。







○今回の体験の上での注意点、感想



・試験(授業説明)にはその授業で使った資料、ノート、教科書、シラバスなどできるだけ多くの資料があると引き継げる可能性が上がります。捨てずにとっておきましょう。また、僕はMYパソコンを持っていき、WEBシラバスを試験官の教授に見せながら授業説明をしました。



・引き継げそうな授業選択をして正解でした。昨年の全学教育科目は文転を考慮して、文系学部でも通用できそうな授業かつ内容がしっかりした授業かつ興味があり役立つ授業を取りました。その分かなりきつかったですが、引継ぎもできましたし、楽なクソ授業をとらなくて良かったと思います(せっかくの学費も生きたと思います)



・想像以上に単位を引き継ぐことができました。案外すんなりと認定してくれましたので、ぜひ引継ぎを行ったほうがいいと思います!具体的に言うと19単位!もうほとんど全学教育科目(一般教養)を受けなくても大丈夫になっちゃいました。逆に時間割に穴がありすぎて困っちゃうくらいです。笑 これは進学大学の器の大きさ?だと思います。



・仮面浪人(既卒受験生)と出会うことができました。説明会や試験の日に顔を合わせ、いろんな話をしました。経歴、年齢はさまざまでした。 なかにはかなり前に他大学を卒業したひともいました(つまりずいぶん前の卒業でも単位認定ができるのです)文転理転もいました。変人同士、かなり話が合いましたね笑 同じような境遇のひとに出会えて本当にありがたい機会でもありました。今後も個人的なお付き合いがあるかと思います。



・期限をしっかりしらべること。同じクラスに仮面で入学したひとが結構いましたが、引き継ぎの存在すら知らなかったり気づいたときには締め切られていた、などもったいないことをしたひとがほとんどでした。せっかく人一倍頑張ったのですから引き継いで、やりたいこと、学びたいことに多くの時間を割いたほうが賢明かと思います。





とにかくこれから仮面浪人するひとのなかで、授業をきちんと受講するひとはその質、内容を吟味したうえで、引継ぎを見越して全力で取り組んだほうが良いかと思います。それはどの道に進んでも無駄にはならないと思います。仮面大学で中途半端なことをしていると受験勉強も中途半端になってしまう気がします(体験談)授業を受けるなら全力で。受けないなら休学など、ハッキリさせるのがオススメです。





長文失礼しました。仮面浪人生はもちろん、受験生の方々はいつでも質問や相談してきてくださいね。応援します。





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